MOVIE大戦アルティメイタム感想
今日、「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」を見に行きました。その感想を書きます。ネタバレ有りなので未見の方は注意。
・仮面ライダーフォーゼ
ネットで今度のフォーゼは5年後の話だと知ったときは正直に言って不安を感じていました。しかし、教師となった弦太朗が予想以上に良かった。最初は本編(すなわち高校時代)と同じキャラクターだったんですが、校長になった佐竹先生に「今のままではGood ManではあってもGood Teacherにはなれない」と言われてその答えを探すという展開が素晴らしいと思いましたね。
仮面ライダー部の面々の5年後も「らしさ」がでてて良かったと思います。科学者になった賢吾、宇宙飛行士になったユウキ、ファッションモデルになった美羽、アメフトのプロプレイヤーになった隼、作家になった友子、ジャーナリストになったJK、インターポール捜査官になった流星。ただ、尺の問題とはいえ賢吾と流星以外の影が薄かったのは残念でした。
フォーゼパートの敵は超能力者「新人類」達。新人類の中でも「怪人同盟」を名乗る風田とルビィ、コング、ネズミの三人は弦太朗が担任をしている1年A組の生徒です。最終的には、彼らを扇動していたヘラクレス・ゾディアーツこと番場影人が新人類を超能力兵士として売ろうとしている事が暴かれて新人類は解散しますが、自身の超能力を恐れている三郎はそんな事は関係ないと暴れ回ります。そんな彼の攻撃にフォーゼは反撃せず、あくまで教師として彼と向き合うのです。ここで素晴らしいと思ったのは三郎を改心させて終わりではなかったと言う事。この作品には宇宙仮面ライダー部唯一の部員として大木美代子という生徒が登場しますが、彼女は最初サナギマンに変身できる三郎を化け物だと言っていました。弦太朗は三郎がずっとそんな扱いを受けていた事を悟り、美代子にそれを気付かせて反省させるのです。そして三郎に美代子の謝罪は本心からのものだったと語りかけます。この一連の場面で「正義は仮面ライダーである先生が守ればいい」と言う三郎を諭すために、弦太朗はフォーゼドライバーを溶鉱炉に捨ててしまいます。弦太朗の「お前は今は蛹だが、いずれ蝶のように飛び回れるさ」という言葉を受けてイナズマンへの変身能力を得た三郎は、もう変身できない弦太朗に代わってヘラクレス・ゾディアーツに立ち向かうのでした。
全てが終わったと思った直後、アクマイザーの一人イールが現れて新人類のやろうとしていたユウキの乗る帰還船の撃墜を実行してしまいます。間一髪でユウキはなでしこが救出し、過去に逃げたイールを追って弦太朗、流星、なでしこの三人は五年前に跳びます。そこで弦太朗は過去の自分からフォーゼドライバーを借りるのでした。5年後と聞いたときの一番の不安だったウィザードとの関連性をこうして解決したのは見事だと思います。
・仮面ライダーウィザード
ウィザードパート以降は、アクマイザーが作り上げた特殊なアンダーワールドが舞台になります。大人1人と子供4人のゲートを装置につないで作り上げた無限モンスタープラント。晴人は彼らを助けるためにアンダーワールドに飛び込み、怪人軍団に襲われた凛子と瞬平も入り込んでしまいます。入り込んだ彼らはそこがアンダーワールドであるという記憶をなくし、会う人が皆今日はポワトリンの誕生日だと口にする事に違和感を感じつつもいつも通りに過ごします。そこで出会った意味深な言葉を言う4人の子供を襲ってきた怪人軍団と戦うウィザードの前に現れたのが美少女仮面ポワトリンでした。私はオリジナルのポワトリンを見た事がないので再現度等は一切分かりませんが、アクションは凄かったです。
実はポワトリンこそが無限モンスタープラントに繋がれている大人であり、このアンダーワールドはポワトリンこと上村優の理想の一日をずっと繰り返しているのです。晴人達は自分達が入ってから二周目になったところで記憶を取り戻し、子供達がプラントに繋がれている4人の子供だと気付いて保護に向かいます。保護は瞬平と凛子に任せて、晴人はポワトリンが来る前に怪人軍団を撃破。文句を言う優を説得しようとしますが、実は優はアクマイザーのザタンに操られていたので聞く耳を持ちません。しかし理想の世界の住人ではなく、現実に帰りたがっている子供達が自分を助けにきたのを見て術を破り、今度こそ本当のヒーローとしてウィザードと共にアクマイザーの一人ガーラに立ち向かうのでした。この場面、ザタンの術が必要だったのかが私には疑問でした。単なる現実逃避で良かったのではないかと。子供が見る作品ではちょっとリアルすぎたと言う事なのでしょうか?
・MOVIE大戦
ガーラを撃退し、現実へ帰還しようとしたウィザードとポワトリンでしたが、アクマイザーに優が連れ去られてしまい、ウィザードもたった一人で怪人軍団と戦い窮地に陥ってしまいます。
一方、無限モンスタープラントの前にただ一人残されたコヨミも怪人軍団に襲われていました。そこにフォーゼ達が駆けつけます。そして「こういうことだったのか」と意味深に呟きながらフォーゼの顔を模したウィザードリングを使ってアンダーワールドに突入するのでした。ここでコヨミがウィザードリングを何故持っているのか訪ねますが、弦太朗は答えません。アンダーワールドから脱出していないのにどうするのかと思っていましたが、まさかここでフォーゼのウィザードリングが登場するとは!完全に意表をつかれました。
集結した仮面ライダーの戦いを見て、子供の一人が「自分も戦えたら・・・」と悔しがります。同じ頃、コヨミの前に今度は火野映司が出現し、戦闘員達を一蹴。コヨミに「求められる限り、俺たちは手を繋いでみせる」と語ります。その言葉に呼応するかのように、子供達の前に左翔太郎とフィリップ、そして映司の幻影が出現。子供達にW、アクセル、オーズ、バースの顔を模したウィザードリングを託していきます。子供達がウィザードライバーにそれをかざすと仮面ライダーW達が召還されるのでした。そしてアクマイザーの装甲車vsライダーマシンのバトルが始まります。この場面はもう興奮しました!バイクだけでなくリボルギャリーも現れ、さらにはガンナーAまで登場!しっかりアクセルと合体してくれます。さらにオーズのブラカワニコンボも活躍しています。
イールとガーラが敗れ、残るザタンは装甲車をザイダベックに変形させて戦います。それに立ち向かうフォーゼメテオなでしこフュージョンステイツとウィザードスペシャルラッシュ。2人の最強フォームにザタンも敗れるのでした。ちょっと残念だったのは、折角の全乗せなのに色が赤いせいでスペシャルラッシュがフレイムドラゴンと区別しにくかった事ですね。
・エピローグ
フォーゼドライバーを現代の弦太朗に返すよう頼み、未来へ帰る弦太朗達。晴人はフォーゼドライバーを返しに行き、弦太朗に「五年後の約束」としてウィザードリングを渡すのでした。
・感想まとめ
最初に書いたように、フォーゼが五年後の物語だと言う事に私は不安を感じていました。しかし、その時間の経過を上手く利用して非常によくまとまっていました。途中で薄々気がついていましたが、ゲートの子供達こそが後の怪人同盟だというのは上手いと思いましたね。
小ネタが豊富だったのも嬉しいですね。例えばなでしこはXVⅡに会って地球に戻る事にしたとか、流星が追っていた超能力兵士はWのクオークスだろうとか。クオークスも素質のある人間をさらってきて生み出す存在でしたし。
とにかく最高の映画でした!昨年のMOVIE大戦MEGA MAXと同じくらい面白かったです。時間があればもう一回見に行きたいですね。
ネットで今度のフォーゼは5年後の話だと知ったときは正直に言って不安を感じていました。しかし、教師となった弦太朗が予想以上に良かった。最初は本編(すなわち高校時代)と同じキャラクターだったんですが、校長になった佐竹先生に「今のままではGood ManではあってもGood Teacherにはなれない」と言われてその答えを探すという展開が素晴らしいと思いましたね。
仮面ライダー部の面々の5年後も「らしさ」がでてて良かったと思います。科学者になった賢吾、宇宙飛行士になったユウキ、ファッションモデルになった美羽、アメフトのプロプレイヤーになった隼、作家になった友子、ジャーナリストになったJK、インターポール捜査官になった流星。ただ、尺の問題とはいえ賢吾と流星以外の影が薄かったのは残念でした。
フォーゼパートの敵は超能力者「新人類」達。新人類の中でも「怪人同盟」を名乗る風田とルビィ、コング、ネズミの三人は弦太朗が担任をしている1年A組の生徒です。最終的には、彼らを扇動していたヘラクレス・ゾディアーツこと番場影人が新人類を超能力兵士として売ろうとしている事が暴かれて新人類は解散しますが、自身の超能力を恐れている三郎はそんな事は関係ないと暴れ回ります。そんな彼の攻撃にフォーゼは反撃せず、あくまで教師として彼と向き合うのです。ここで素晴らしいと思ったのは三郎を改心させて終わりではなかったと言う事。この作品には宇宙仮面ライダー部唯一の部員として大木美代子という生徒が登場しますが、彼女は最初サナギマンに変身できる三郎を化け物だと言っていました。弦太朗は三郎がずっとそんな扱いを受けていた事を悟り、美代子にそれを気付かせて反省させるのです。そして三郎に美代子の謝罪は本心からのものだったと語りかけます。この一連の場面で「正義は仮面ライダーである先生が守ればいい」と言う三郎を諭すために、弦太朗はフォーゼドライバーを溶鉱炉に捨ててしまいます。弦太朗の「お前は今は蛹だが、いずれ蝶のように飛び回れるさ」という言葉を受けてイナズマンへの変身能力を得た三郎は、もう変身できない弦太朗に代わってヘラクレス・ゾディアーツに立ち向かうのでした。
全てが終わったと思った直後、アクマイザーの一人イールが現れて新人類のやろうとしていたユウキの乗る帰還船の撃墜を実行してしまいます。間一髪でユウキはなでしこが救出し、過去に逃げたイールを追って弦太朗、流星、なでしこの三人は五年前に跳びます。そこで弦太朗は過去の自分からフォーゼドライバーを借りるのでした。5年後と聞いたときの一番の不安だったウィザードとの関連性をこうして解決したのは見事だと思います。
・仮面ライダーウィザード
ウィザードパート以降は、アクマイザーが作り上げた特殊なアンダーワールドが舞台になります。大人1人と子供4人のゲートを装置につないで作り上げた無限モンスタープラント。晴人は彼らを助けるためにアンダーワールドに飛び込み、怪人軍団に襲われた凛子と瞬平も入り込んでしまいます。入り込んだ彼らはそこがアンダーワールドであるという記憶をなくし、会う人が皆今日はポワトリンの誕生日だと口にする事に違和感を感じつつもいつも通りに過ごします。そこで出会った意味深な言葉を言う4人の子供を襲ってきた怪人軍団と戦うウィザードの前に現れたのが美少女仮面ポワトリンでした。私はオリジナルのポワトリンを見た事がないので再現度等は一切分かりませんが、アクションは凄かったです。
実はポワトリンこそが無限モンスタープラントに繋がれている大人であり、このアンダーワールドはポワトリンこと上村優の理想の一日をずっと繰り返しているのです。晴人達は自分達が入ってから二周目になったところで記憶を取り戻し、子供達がプラントに繋がれている4人の子供だと気付いて保護に向かいます。保護は瞬平と凛子に任せて、晴人はポワトリンが来る前に怪人軍団を撃破。文句を言う優を説得しようとしますが、実は優はアクマイザーのザタンに操られていたので聞く耳を持ちません。しかし理想の世界の住人ではなく、現実に帰りたがっている子供達が自分を助けにきたのを見て術を破り、今度こそ本当のヒーローとしてウィザードと共にアクマイザーの一人ガーラに立ち向かうのでした。この場面、ザタンの術が必要だったのかが私には疑問でした。単なる現実逃避で良かったのではないかと。子供が見る作品ではちょっとリアルすぎたと言う事なのでしょうか?
・MOVIE大戦
ガーラを撃退し、現実へ帰還しようとしたウィザードとポワトリンでしたが、アクマイザーに優が連れ去られてしまい、ウィザードもたった一人で怪人軍団と戦い窮地に陥ってしまいます。
一方、無限モンスタープラントの前にただ一人残されたコヨミも怪人軍団に襲われていました。そこにフォーゼ達が駆けつけます。そして「こういうことだったのか」と意味深に呟きながらフォーゼの顔を模したウィザードリングを使ってアンダーワールドに突入するのでした。ここでコヨミがウィザードリングを何故持っているのか訪ねますが、弦太朗は答えません。アンダーワールドから脱出していないのにどうするのかと思っていましたが、まさかここでフォーゼのウィザードリングが登場するとは!完全に意表をつかれました。
集結した仮面ライダーの戦いを見て、子供の一人が「自分も戦えたら・・・」と悔しがります。同じ頃、コヨミの前に今度は火野映司が出現し、戦闘員達を一蹴。コヨミに「求められる限り、俺たちは手を繋いでみせる」と語ります。その言葉に呼応するかのように、子供達の前に左翔太郎とフィリップ、そして映司の幻影が出現。子供達にW、アクセル、オーズ、バースの顔を模したウィザードリングを託していきます。子供達がウィザードライバーにそれをかざすと仮面ライダーW達が召還されるのでした。そしてアクマイザーの装甲車vsライダーマシンのバトルが始まります。この場面はもう興奮しました!バイクだけでなくリボルギャリーも現れ、さらにはガンナーAまで登場!しっかりアクセルと合体してくれます。さらにオーズのブラカワニコンボも活躍しています。
イールとガーラが敗れ、残るザタンは装甲車をザイダベックに変形させて戦います。それに立ち向かうフォーゼメテオなでしこフュージョンステイツとウィザードスペシャルラッシュ。2人の最強フォームにザタンも敗れるのでした。ちょっと残念だったのは、折角の全乗せなのに色が赤いせいでスペシャルラッシュがフレイムドラゴンと区別しにくかった事ですね。
・エピローグ
フォーゼドライバーを現代の弦太朗に返すよう頼み、未来へ帰る弦太朗達。晴人はフォーゼドライバーを返しに行き、弦太朗に「五年後の約束」としてウィザードリングを渡すのでした。
・感想まとめ
最初に書いたように、フォーゼが五年後の物語だと言う事に私は不安を感じていました。しかし、その時間の経過を上手く利用して非常によくまとまっていました。途中で薄々気がついていましたが、ゲートの子供達こそが後の怪人同盟だというのは上手いと思いましたね。
小ネタが豊富だったのも嬉しいですね。例えばなでしこはXVⅡに会って地球に戻る事にしたとか、流星が追っていた超能力兵士はWのクオークスだろうとか。クオークスも素質のある人間をさらってきて生み出す存在でしたし。
とにかく最高の映画でした!昨年のMOVIE大戦MEGA MAXと同じくらい面白かったです。時間があればもう一回見に行きたいですね。
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